アンオーソドックス(2020)
原題: Unorthodox

引用元:https://www.netflix.com/jp/title/81019069

見合いで結婚した夫との生活を捨て、NYからベルリンに渡った超正統派ユダヤ人女性。だが、音楽家たちと出会い新生活に踏み出した彼女に、過去の影がつきまとう。
出演:シラ・ハース、アミット・ラハヴ、ジェフ・ウィルブッシュ
原作・制作:アンナ・ヴィンガー、アレクサ・カロリンスキ

 

ユダヤ教についての何となくの知識しかなかったので、このドラマのバックグラウンドがよくわからずで、最初の視聴時は一話目の途中で見るのやめてしまった。イディッシュ語の部分は字幕をきっちり追うしかないのも、めんどくさかった。。。

んが、再度視聴を開始しまして、一話目観終わったところで「これはもう観るしかないぜ」に、切り替わり。
エスティ役のシラ・ハース、最初は小柄な彼女が冒険していく姿がとても痛々しくて見ているのがつらかったんですが、言葉は少ないながら、どんどん挑戦して強くなっていく、かっこいい映画でした。
あと、英語ができないことにはエスティの冒険も何倍も困難なものになっていたと思うので、英語頑張ろうと思いました。。。

本作はある女性の自伝に基づく創作とのこと。
https://en.wikipedia.org/wiki/Unorthodox_(miniseries)

ウィキ読むと、著者の実際のストーリーとエスティのストーリーとは結構違いそうな。
https://en.wikipedia.org/wiki/Deborah_Feldman

自伝、日本語訳は無くて原著をkindleで買ったけど、読める自信はない。
Unorthodox: The Scandalous Rejection of My Hasidic Roots (English Edition) 

 

 

超正統派とは(ユダヤ教にもいろいろあるんだね)

主人公は、エスティというニューヨークはブルックリン在住、ユダヤ教の超正統派主義コミュニティに暮らす20代前半女性。
彼女が冒頭から何やら不穏な雰囲気を醸し出し、ニューヨークのコミュニティから逃亡するというところから物語がスタート。

ここが「???」なんですけど、現代の話で、かつ、山奥の隔離されたカルト村とかでもないのに、何でこんな風に”逃亡”しなきゃいけないのかが、「超正統派」のコミュニティについて知識なしだと呑み込めず。。。
何で逃げるの???この人はヅラなのでは???などの、知識不足からくる細かい違和感のせいで一度見るのやめてしまったのですが、作品観終わった後にググりまして、最初から背景が理解できていればもっと冒頭部分も楽しく見られたんだなぁ、と。

超正統派、ハレーディー(ム)(חֲרֵדִים Haredi または Charedi Judaism, ultra-Orthodox Judaism)とは、ユダヤ教の宗派の一部。ユダヤ教正統派の中でも、特に東部ヨーロッパに由来する伝統的な形態とその人々に対する通俗的な呼称。ヘブライ語では、単数形は「ハレーディー」であり、複数形は「ハレーディーム」(意味は「神を畏れる人」)である。ユダヤ教の最右派。信仰上の理由から出生率が高い(6.9)ため、イスラエル国内で信者数が増加している

超正統派 (ユダヤ教) 

ハシディズム

 

本作を見る前までの私の中で在米ユダヤ人像は、SATCシャーロット夫妻もしくはNew Girlシュミットのような、普通に暮らしてるけど宗教行事などだけキリスト教徒とは違うイメージ。(e.g. クリスマスは祝わない。バル・ミツアーする。)
なので、ニューヨークという大都会のなかに、現代の価値観を否定した暮らしをしているこんなコミュニティが存在したことは驚きでした。

伝統的な価値観に基づく閉鎖的なコミュニティの中で生活しているので、このコロナ禍でもいろいろと問題も起きているようで。いろんな記事がありました。

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち ユダヤ教徒が次々に感染するニューヨーク 
NY市長「容認できない」、ユダヤ教葬儀に「数千人」:日本経済新聞 

そしてこの超正統派の人たちはイスラエル建国反対派(!!!)。ユダヤ人はみんなイスラエル建国したいんだと思ってた。

 

 

超正統派の女性の暮らし

このコミュニティにおける女性の暮らしは下記のような感じのよう。まじで無理。

・派手な服装・ボディーラインの出る服装は禁止。
・生理中は汚れているとみなされて「触れてはいけない」とされる。
・基本、同じ価値観を持った超正統派の家庭の中でのお見合い結婚。
・結婚したら坊主頭にして、ウィッグを被るしかない。
・避妊はできない。ので子だくさんのおうちが多い。(平均6人。。)

参考:
ウィキペディア
https://heapsmag.com/mimumaxi-style
https://courrier.jp/expat/area/israel/jerusalem/61/7707/
https://wirelesswire.jp/2018/01/63045/

超正統派のファミリー
超正統派のファミリーの写真。お母さんはウィッグで、お父さんと息子はお手入れが大変そうなクルクルのもみあげ。 引用元https://hasidicworld.wordpress.com/2016/11/11/hasidic-vs-orthodox/

昔、かなり”ながら見”してしまった映画”ニューヨーク、アイラブユー(2009)”で、ナタリー・ポートマンが丸刈りにするシーンあったけど、彼女も超正統派の女性ということだったのね、と、今更納得。
(当時は「なぜ唐突に丸刈りに???Vフォー・ヴェンデッタ(観てない)でも丸刈りになってなかった???丸刈りが好きなの?????」という感想しか抱いてなかった。汗)

こうした暮らしを強いられる家父長制的なコミュニティなので、女性の立場はとても弱く、エスティはこの世界から飛び出すには文字通り逃亡せねばならなかったのでした・・・なるほどね。

本作1話目後半のシーン、エスティが湖にゆっくりと入っていきウィッグを外すシーンがとってもよくて。。。自身の身体と精神を清めつつ、伝統的な価値観から自分を解放するという、象徴的で神秘的なシーンでございました。

(余談:欧米作品て、服のまま水に入ったり、タオルやドライヤーの準備なしに下着だけで水泳するシーンとかよくあるけど、これリアルなのかな。。。私は確実におなか壊すから無理。。。白人・黒人て体温高いから割と平気なのかな。。。)

 

同じくネトフリのドキュメンタリー ”One of Us”

Netflixにはほかにもこの超正統派に関する作品がありまして。
ニューヨークの超正統派コミュニティから離脱した人達についてのドキュメンタリー。One of UsというタイトルはUS(アメリカ)もかかっているんだと思われ。

これも(ながら見だけど)観てみました。

ワン・オブ・アズ(2017)

ながら見だったのできちんとした感想はかけないけど、
ろくでなしの旦那をあてがわられた場合、家庭内暴力されながら、避妊もできず、子供を産み育て、離婚しようとしたら子供を奪われてしまう、とか、最悪でしかない。

 

 

 

キャストの皆さんは楽しそうでよかった(インスタなど)

アンオーソドックスは全体的に息の詰まる作品なのですが、出演者の皆さんはとても和気あいあいと仲良さげでして、メイキング映像もありました。(まだ観てない)
アンオーソドックス -制作の舞台裏-

 

そして当たり前だけど本作のキャストも現実世界ではきっちりSNSをやっていた。

主人公のシーラ・ハース Shira Haas たん。
やはりちゃんとヘアメイクするとかわいいぜ。素材がいい。

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ちょっぴりサイコな旦那を演じたアミット・ラハヴ Amit Rahav。
こちらは縦ロールもみあげを装着する?様子。ほかのポストみると作中のキョドリ+サイコぷりからは想像できないリア充野郎だった。

 

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二人ともイスラエル出身・在住っぽい。
イスラエルの人間として、イスラエル建国を認めない立場をとってる超正統派のことはどう思っているんだろな。

 

 

感想まとめ

・やはりユダヤ教周りの話はとっても難しくて、とっても興味深い。

・今度またニューヨークに行く機会があれば、ブルックリンのウイリアムズバーグを散歩してみたい。

・著者はビックバンセオリーのシェルドンの嫁に似ていた。

・このインタビュー記事は後で読みたい。
Jessica Chastain Interviews ‘Unorthodox’ Breakout Shira Haas About Her Netflix Series

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